転迷山不動院開悟峯寺

転迷山不動院開悟峯寺 [ 宮城県・松島 ]

山のようにある迷いを転じて、たかき悟りを開くお寺

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アイコンお正月 元旦〜3日

 

お正月の様子

 お正月はご祈願は、1年の始まりにあたりその年を健やかに過ごせるようにするための「厄除け」と、今年1年の心願成就の祈願になります。


 2月に行われる「星供養」とお正月はともに「厄除け」の祈願となりますが、この2つにはそれぞれ意味があります。本来人の運勢を見る場合は、2月の節分(2月3日頃)を境としています。しかし、現代の世の中では元旦を持って1年の始まりとしております。二つの年の境がありますが、お正月は表向きの年の変わり目とし、二月の節分は内面の年の変わり目と言えます。世の中はお正月で年代わりしておりますので、体の動きや目に見えるものは新しい年と言えますが、内面(心、運勢)はまだ変わっておりません。両方がそろうのが二月の節分過ぎであり、お正月はその準備の始まりといえます。よって丁寧にご供養する場合は、お正月、星供養の両方でご供養してください。

 

 お正月は12月の31日の11時45分頃から除夜の鐘を鳴らし、元旦の午前0時から『初護摩』を行います。元旦の初詣には、1日限りの『護摩供焼き』の「花守り」があります。これは、元旦に訪れた方だけが申し込めるもので、裏に名前を書き、護摩堂に祭られ、毎日ご供養されます。

 

 

アイコン星供養 2月第2日曜日

 

星供養の様子

 星供養とは、その年一年間を無事過ごせるようにと行う「厄除け」のご供養です。厄除けと聞きますと、皆様がよく思い出すのは「厄年」と言うことではないでしょうか。一般には厄除けは厄年にだけすればいいと考えている方もいらっしゃいますが、本来は毎年行う方がいいのです。それは、厄年には厄年の危険があり、それ以外の年にはそれ以外の危険があるからなのです。例えますと、それぞれの年を季節と考えてみてください。厄年は冬で、良い年は夏。その中間が春であり秋となります。さて、冬道は凍っていて滑るものです。気をつけませんと転んでけがをするかもしれません。しかし、百人が通った道で百人とも転んでいる道はありません。転んだとしても数人でしょう。そして転んだとしてもけがをする人はさらに少なくなります。それは、冬道であることを知っている人は冬道を安全に歩くための準備をしているからなのです。だから冬道だからと言って、常に転ぶ人はいないのです。しかし、転びやすい季節はいつだろうかと考えますと、当然冬となるわけです。そして、良い年と言われる夏は、気温も高く開放的ですが、気温が高すぎれば今度は熱射病などの危険があります。あまり気にもかけずに外にいますと、いつの間にか体力を奪われていた、と言うことも起こりうるわけです。そして、春は花粉症、秋には台風とそれぞれの季節に注意すべき事があるのです。これと同様に、毎年それぞれの年に合わせて様々な危険があり、様々な良さがあるのです。そこで星供養を年の初めに行い、その年の厄を除け良いご縁を授かるようにご供養をするのです。そうすることにより、毎年災難を退け、より良きご縁を授かるのです。

 

星供養の様子

 『星供養会』はその年を守護して下さるご本尊に供養し、1年の加護を願うものです。大きく見ますと1年間お守りいただくご本尊様にご供養すると言う事になりますが、細かく見ますと、春夏秋冬の四季それぞれのお守りいただくご本尊様がいらっしゃいます。そしてもっと細かく見ますと、1年に24の節目があります。本来はそれぞれご供養すべき所ですが、年のはじめの2月に1度にご供養しているわけです。当山のご本尊様は『守本尊』様ですから、それぞれの年、月、日、時をお守りいただいているご本尊様にご供養する『星供養会』は、1年の最大の行事になります。

 

 

アイコン春祭り 5月5日 於 鮎川地蔵山

 

 

春祭りの様子

 奥之院「鮎川地蔵山」にて『柴燈護摩』を行い、「火渡り」の行を行います。春祭りは5月、6月、7月の三ヶ月をお守りくださるご本尊に供養し、幸せを願うお祭りです。特に5月5日に行うことから「子供」のお祭りです。お子さんの健やかなる成長を祈る大祭です。


 また、人は皆ご本尊の子供です。自分たちの子供だけではなく、大人にとりましては日頃の俗世間の汚れを落として子供のような純粋な心を取り戻すお祭りでもあります。心の洗濯とでもいいましょうか。体は毎日お風呂で汚れを落とすことが出来ますが、心の汚れというのは見えませんし、なかなか自分で落とすことは困難です。そこで、春祭りにご参列いただきますと、自然にふれ神仏の心にふれることにより心身共に清められ健やかになります。


 柴燈護摩の際に「奉納剣」がございます。この奉納剣とは、当山で指導しております「陰形流抜刀道(おんぎょうりゅうばっとうどう)」による魔除けの剣です。ご参列の皆様の厄除けを行い、お祭りが無事行われます様に行われる秘剣です。この剣は魔除けの剣ですので、興味のある方にはご指導致しておりますので、当山までご連絡下さい。


 柴燈護摩の後に行われる「火渡り」の行は、皆様を幸せへと導いてくださる神仏の道を歩く行です。ご家族おそろいでご参列頂き、ご加護をお受け下さい。

 

 

 

アイコン夏祭り 8月8日〜15日

 

 夏祭りはお盆の時期でもありますので、先祖供養、戦没者供養を行っております。人は恩により生かされています。その恩に報いることは大切なことです。恩とは4つあります。


夏祭りの様子

 一、父母の恩

 一、国の恩

 一、衆生の恩

 一、三宝の恩

この4つの恩を大切にすることにより、自分は皆に生かされていることを知り、より幸せな生活を送れるようになります。


 8月の夏祭り期間中は、午前、午後の2回御護摩が焚かれ、先祖供養、戦没者供養など、有縁無縁諸精霊のご供養を行います。最終日の15日には、午前10時より護摩を焚きご供養を行います。そしてご参列の皆様と共に行道を行います。この行道とは堂内をお経を唱えながら巡り、いらない罪業を落とし、功徳を巡らせて本尊を始めとする諸精霊に供養し、心願成就を願うものです。ご家族おそろいでご参列されることをおすすめ致します。

 

 

アイコン秋祭り 「秘法!八千枚護摩厳修」 9月中旬〜11月の第1土曜日

 

八千枚護摩の様子

 秋祭りは一年の最後に行われる心願成就の大祭です。本当に叶えたい願い事がある場合、必要となるのは次の三つの力です。


 一、自力

 一、他力

 一、法界力


 自力とは、自分で努力することをいいます。次の他力とは、普通人はがんばっている人を応援したくなります。いつもひたむきにがんばる人を自力のある人といい、その自力のある人を人は自然に応援します。これによって多くの願い事は叶います。ところが同じ努力をしても、かなう人とかなわない人がいます。これを人は「運」が良かった、悪かったと言います。この「運」というのが仏教で言えば「縁」です。そしてこの「運」でも「縁」でも自分の力とすること。これが祈る力であり三番目の「法界力」となります。この法界力を極限まで高め、皆様の心願成就のために行われる荒行が八千枚護摩であり、秋祭りとなります。収穫の秋に、今年一年の願いを叶える行を行いますので、ご家族おそろいでご参列いただき、ご祈願してください。


 秋祭りは、平成15年より行われております八千枚護摩を3週間かけて厳修致します。


毎日3回護摩を焚き心願成就を祈ります。そのため沢山のものが必要となります。お供えします供物やお花。護摩を焚く際に必要となるごま油や掃除道具。毎回の護摩の後のお掃除など、行を行うためには沢山の方のお手伝いを必要としております。是非お時間のある方はお手伝いをいただき、志のある方はお供えをお持ちください。皆様もご一緒に毎日ご祈願をし、神仏への徳積みを行いましょう。


 なお、最終日11月第一土曜日は、朝10時頃より始まり夜は8時過ぎまで行われています。お時間の許す限りご参列いただき、ご祈願ください。

 
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